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ドラピエ、木製エッグで熟成させたキュヴェ「エクロ」をリリース

シャンパーニュのメゾン、ドラピエ(Drappier)が木製エッグで熟成させた実験的なキュヴェ「エクロ(Eclose)」を発表しました。同メゾンが長年にわたって追求してきた革新的な醸造アプローチの最新作です。

公開日

何が起きたか

シャンパーニュのメゾン、ドラピエが新キュヴェ「エクロ(Eclose)」を2026年5月5日にリリースしました。このシャンパーニュは木製エッグという特殊な容器の中で熟成されており、同メゾンの実験的な醸造哲学を体現する一本として位置づけられています。木製エッグによる熟成は技術的な挑戦を伴うプロセスであり、ワインへのタンニンの統合を促すことを目的としています。

なぜ重要か

木製エッグという熟成容器の選択は、シャンパーニュ生産においてきわめて異例の試みです。従来の樽やステンレスタンクとは異なる形状を持つこの容器は、液体の対流や酸素との接触のあり方に独自の影響をもたらすとされています。ドラピエはこの手法を通じて、タンニンの統合という観点からシャンパーニュの発展可能性を探っています。代替的なオーク容器がワインの構造に与える影響を実証しようとするこの取り組みは、シャンパーニュ地方における技術的な境界線を押し広げるものといえます。

背景

ドラピエは以前から、型にはまらない醸造実験を積み重ねてきたメゾンです。その一例として、容量30リットルに達するボトルでシャンパーニュを生産した実績があります。こうした前例を踏まえると、「エクロ」は突発的な試みではなく、同メゾンが一貫して追求してきた極限的な実験精神の延長線上にあることがわかります。シャンパーニュ地方全体が伝統と革新のバランスを模索するなかで、ドラピエはあえて技術的な挑戦を選び続けています。木製エッグという容器の採用は、その姿勢を改めて示すものです。

メゾン

出典

  1. Terre de Vins