ブドウ品種

ピノ・グリ

ピノ・ノワールから生まれた灰桃色の変異種。シャンパーニュでは古くからフロマントーと呼ばれる。スパイシーで燻したような、独特の表情をもつ。

ピノ・グリはAOCで今も認可されている3つ目のピノ系歴史品種で、シャンパーニュでは伝統的にフロマントーと呼ばれてきた。栽培面積は微小で、オーブとマルヌに合わせて数ヘクタールあるかないかの世界である。

それでも、燻香、スパイス、軽い酸化的ニュアンスという、ほかのどのシャンパーニュ品種にもない次元を加える──マルメロ、ジンジャー、蜂蜜、ドライハーブ。アルバンヌ、プティ・メリエ、ピノ・ブランと組まれる「ヘリテージ」キュヴェの一員として現れることがほとんどだ。オーブリー、ムタール、デュヴァル・ルロワ、ラエルト・フレールなどが代表的な使い手。