ブドウ品種
ヴォルティス
病害抵抗性の白ブドウ品種で、2021年にシャンパーニュ初のPIWI(耐病性)品種として認可された。
ヴォルティスは、シャンパーニュAOCで2021年に試験的に認められた、最初の病害抵抗性(PIWI)品種である。べと病・うどんこ病に強い複雑な交配種で、銅・硫黄を中心とする防除剤の使用量を大幅に減らせる──AOCの持続可能性目標への直接的な回答だ。
生産者は栽培面積の最大5%までヴォルティスを植えることができ、アサンブラージュにも最大10%まで組み込める。スタイルについては結論を出すには時期尚早だが、初期の試験ロットでは、伝統品種のような奥行きを欠く一方で、シトラスを軸にしたクリーンなプロフィールが報告されている。ヴォルティスの本質は風味ではなく適応にある──このAOCが生まれ育ってきたのとは違う気候のための、現場の道具である。