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コレリー、ブラン・ド・ブランをピノ・ブランとの二品種ブレンドに刷新

シャンパーニュのメゾン、コレリー(Champagne Collery)が、ブラン・ド・ブランをピノ・ブランを取り入れた二品種ブレンドとして再設計しました。ピノ・ブランはシャンパーニュ全体の植栽面積の0.3%未満を占めるにすぎない希少品種です。

公開日

何が起きたか

シャンパーニュのメゾン、コレリー(Champagne Collery)は、自社のブラン・ド・ブラン(blanc de blancs)を二品種のブレンドとして再設計しました。新たな構成にはピノ・ブラン(Pinot Blanc)が取り入れられており、このキュヴェはピノへのオマージュとして位置づけられています。

なぜ重要か

ピノ・ブランは、シャンパーニュ地方の全ぶどう畑の植栽面積において0.3%未満しか占めない、きわめて希少な品種です。ブラン・ド・ブランといえば、シャルドネ(Chardonnay)を主体とした表現が長らく主流とされてきたシャンパーニュのカテゴリーです。そのなかでピノ・ブランを意図的に組み込む選択は、産地全体の品種構成を踏まえると、際立った判断といえます。

シャンパーニュの認定品種にはピノ・ブランも含まれていますが、その栽培量の少なさゆえ、実際のキュヴェに用いられる機会はほとんどありません。コレリーの今回の刷新は、こうした希少品種に光を当てる試みとして、業界内外から注目を集めています。

背景

ブラン・ド・ブランは「白ぶどうのみから造られる白ワイン」を意味し、シャンパーニュにおいては繊細さや純粋さの象徴として評価されてきました。一般的にはシャルドネが中心を担いますが、規定上はピノ・ブランやピノ・グリ(Pinot Gris)など他の白品種の使用も認められています。

ピノ・ブランは歴史的にシャンパーニュに根ざした品種ではあるものの、20世紀以降その栽培は大幅に縮小しました。現在の植栽比率が示すとおり、産地全体でみれば存在感はごくわずかです。コレリーが今回の再設計においてこの品種を選んだことは、希少性への意識的なアプローチを示しています。なお、ブレンドを構成するもう一方の品種については、現時点で公表された情報はありません。

メゾン

出典

  1. The Drinks Business